ある日、車に同乗していてぼやけて見えにくいと感じました。
メガネが汚れているのかと思ってレンズを拭いたのですが、
見えにくさはなおりませんでした。
右目が見えにくくなっている事に気づきました。
目の中に何かあって、それが邪魔をして視界を妨げている感じです。
一時的な症状かもしれないと思い、目薬をさしたりしながら
様子をみていたのですが、一向に改善されませんでした。
3週間以上経過しても治らなかったので、
医者嫌いな私ですが、意を決して眼科を受診することにしました。
眼科では器具での視力検査、眼圧、矯正レンズを付けての視力検査。
そして瞳孔を開く目薬をしてからの検査などをしてもらいました。
結果は
目の網膜の静脈が詰まって出血しているのと、水が溜まっているとのことです。
病名が「網膜静脈閉塞症」だそうです。
治療法としては注射による治療が一般的で、
ココではできないので市民病院を紹介されました。
市民病院で検査
市民病院を予約して検査と診察に行ってきました。
検査は最初の眼科でしたのと同じ検査でした。
診察の結果は同じで「網膜静脈閉塞症」でした。
眼球の写真を見せてもらいましたが、出血が眼球の中で広がっているように見えました。
また、水も溜まっていて膨らんでいるのが確認できました。
治療ですが、何をおいても注射だと言われました。
3回は注射をして様子を見るのが一般的だそうです。
ただ、注射の値段を聞いて驚きました。
1回15万円!! 3割負担で5万円です。
3回するとなると15万円かかることになります。
かなりの負担額にビビってしまいました(-.-;)
注射をする日を予約してその日は帰りました。
それからこの病気は50才以上の高血圧の人がなりやすいので、
内科の早急な受診を言われました。
ということで内科も受診して、血液検査を受けました。
結果は2週間後です。
網膜静脈閉塞症とは?
網膜静脈閉塞が詰まって血液の流れが悪くなる病気です。
50才以上の高血圧の人が特になりやすいと言われています。
高血圧の他には血管の炎症や糖尿病なども原因となることがあります。
静脈が詰まると血液が溢れだし、それが網膜内に広がる眼底出血となったり、
網膜浮腫を起こしたりします。(私の場合も網膜浮腫になりました。)
症状としては眼底出血の部分の視野が欠けたり、網膜浮腫による視力の低下が起こります。
網膜静脈分枝閉塞症と網膜中心静脈閉塞症があり、
静脈閉塞が起きた場所により症状に違いがあります。
私の場合は網膜静脈分枝閉塞症です。
網膜静脈閉塞症の原因と予防
網膜静脈閉塞症の原因としては加齢によるもの
それに伴った高血圧症、糖尿病、動脈硬化症の人では起こる確率が高くなります。
私の場合もすぐに内科を受診するように言われました。
内科を受診して、血圧が高めなので血圧を下げる薬を処方されて
血液を採取されました。
2週間後に血液検査の結果を聞きにいったところ、
貧血、コレステロール、中性脂肪、腎臓、肝臓、糖尿病など
特に悪い数値はありませんでした。
血圧は130、80だったのは薬のおかげかもしれないです。
薬はこれからも続けるように言われました。
糖尿病などではなかったのでホッとしたのですが、
静脈閉塞症になるということは血管が弱くなっているのでしょうね(-.-;)
その辺のところはまた眼科の先生に聞いてみたいと思います。
予防方法としてはコレといってないのですが、
規則正しい生活を送り、生活習慣病にならないようにするということですね。
網膜静脈閉塞症の治療方法
網膜静脈閉塞症の治療方法ですが、症状により違ってきます。
視力が低下していない場合
経過観察です。
もし視力の低下や異常を感じた時は速やかに受診してください。
視力が低下した場合
1.注射による治療
血液や水を抑える薬を眼球内に注射する
2.レーザー
網膜を焼き、水分を溜めないようにする
3.硝子体手術
硝子体を切除する治療法
目の状態に適した治療法が選ばれるのですが、
私の場合は何をおいても注射だと言われました。
網膜静脈閉塞症 治療体験
診察を受けてから2週間後に治療をすることになりました。
医者からは痛くないし、すぐに終わると言われました。
が、
怖がりの私は目に注射をするというだけで、ビビってしまい
治療当日まで生きた心地がしなかったです。
いよいよ治療の日がやってきました。
予約時間より大分早く着いたのですが、食事をする気にもなれず
ひたすら待つのみです。
血圧の測定、150-100 やや高めです。
眼圧の測定をしてから、瞳孔を開く点眼。(約30分待つ)
注射の人が順番に呼ばれます。
帽子とエプロンをしてもらってから、麻酔の点眼。
手術室に入ると歯医者さんでよくあるようなチェアがあって
そこに座ってから傾いていきほぼ寝ている状態に。
その状態からまた何か薬を目に入れられます。
上下左右に眼球を動かすように言われてから、
いよいよです。
両目を開けて下を向くように言われます。
ぼんやりと先生の顔が見えます。(麻酔は右目のみなので、左目で見えるのです)
何かが目の中に入ってきました。
痛くはないですが、なんとも言えない感覚です。
力を抜いてと言われるのですが、難しい(・_・;)
時間にしたらほんの数秒だったと思いますが、
私にとっては長い時間でした。
注射の後に血圧を測ったのですが、170-110でした!!
これで治療は終了です。
数時間は目がゴロゴロとする感じで、
黒い●が映るのですが、1日たったら治るとのことです。
その日は車の運転、アルコール、洗髪はダメ。
消毒の点眼を朝昼夕、4日間します。
翌日は最初に行った眼科で診察を受けました。
眼底検査をしたのですが、黄斑浮腫がかなり治っているとのことでした。
1回の注射で効果があるみたいです。
先生からはあと2回は注射するように言われました。
次の治療の予定はまだ決まっていません。
この注射は1ヶ月以上は空けないとダメだそうです。
1ヶ月後に診察があるので、その時にどうするか決まると思います。
ガラス体注射の治療費
今回の治療費は3割負担で47,800円と高額でした。
高いですね(・_・;)
3回の注射で15万円かかることになります。
まとめ
注射をしたからといってもとの視力に戻る可能性はそんなに高くないようです。
これ以上悪くならないための治療といった感じみたいです。
病気になると健康のありがたさが分かりますね。
生活習慣を見なおさないといけませんね。
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